日本スピッツ犬の性格と飼い方育て方を詳しく解説

日本スピッツ犬の性格と飼い方育て方を詳しく解説


 

第一章 日本スピッツ犬は人懐こく、寂しがりやの一面があります

 

日本スピッツは純白のふわふわした被毛、尖った鼻、真っ黒の瞳と鼻、サモエドよりも小さい体でとても愛らしい外見をしています。

 

日本では1950年代に大ブームがあり、幅広い年代が飼っていましたが、無駄吠えが多いので飼う人は少しずつ減少しました。

 

見知らぬ人、環境には警戒したり神経質になることはありますが、以前に比べると無駄吠えをする点は改良されており、温和で人懐こく、頭が良いので飼いやすくなっています。

 

生後2、3か月頃から動物病院、ドッグランなどに連れていき、新しい環境、人、犬に慣れさせることで社会性が出てきて育てやすくなります。

 

日本スピッツが物覚えが良いので躾がしやすいですが、甘やかすとわがままになったり、散歩の時に自我を通そうとするので主従関係を作ることが大事です。

 

飼い主さんにはよく懐くので、主従関係を作ったり、社会性を身に付けることで大切なパートナーになれます。

 

日本スピッツの飼い方は、頭が良いですが、やや集中力が欠けているのでしつけやトレーニングをする時は、飽きさせないようにおやつを適度に与えたり、おもちゃなどで遊びながら行うと良いでしょう。

 

日本スピッツは毛色は純白のみになっており、他の毛色はありませんが、胸元のきれいな毛並み、ふさふさしたしっぽなどがとても可愛いです。

 

とても人懐こく、飼い主には従順ですが、寂しがり屋なので長い間留守にしておく飼い方は避けたほうが良いでしょう。

 

飼い主さんはもちろんですが、他の家族と一緒に過ごせる環境にしてあげることが大事です。

 

見知らぬ人には警戒心が強くなったり、神経質な面があるので、子犬のうちから来客や他の犬と交流させると良いでしょう。

 

 

第二章 被毛が多いのでブラッシングは重要です

 

日本スピッツ犬は、純白の光沢のある美しい被毛が魅力なので、きれいな状態を保つためには、定期的なシャンプー、ブラッシングは欠かすことができません。

 

毛量が多いので抜け毛が多く、毛玉になりやすいので、優しく丁寧にブラシを使ってブラッシングをしてあげる必要があります。

 

日本スピッツは寒さに強いですが、暑さにはやや弱いので長時間室外に繋いでおくのは適していないため、室内の空調を整えてあげたり、たっぷりと新鮮な水を与えてあげることが大事です。

 

猫とは違って毛づくろいをする習慣がないため、皮膚の汚れや臭いを軽減するために月に1回から2回のシャンプーが必要です。

 

犬専用の皮膚に優しいシャンプー剤を使用することで、皮膚を清潔に保ち皮膚疾患を予防できます。

 

日本スピッツは初心者でも飼いやすい犬種ですが、正しい飼い方、お手入れ方法などを知っておくことが大事です。

 

1950年代は無駄吠えが多いという意見がありましたが、きちんとしつけやトレーニングをすることで、無駄吠え、噛み癖などの問題行動を減らすことができます。

 

体重は7sから11s前後なので、体はあまり大きくないですが、散歩中の飛びつきなどを防ぐためにトレーニングは必要です。

 

従順で人懐こい性質を持っているので、愛情をかけて育ててあげたり、遊んであげる時間を作ることでよく懐いてくれます。

 

1日に2回程度散歩をさせている人が多いですが、初夏から真夏の時期はノミ、マダニなどが活動期なので、動物病院でノミ、マダニ駆除をしてもらうことが大事です。

 

犬は皮膚が不潔になると皮膚疾患に罹りやすくなるので、ブラッシングをする時は、脱毛や皮膚の赤み、痒がるなどの変化がないか確認しましょう。

 


 

第三章 日本スピッツのフードの与え方

 

日本スピッツ犬の健康を維持したり、きれいな被毛を保つためにドッグフード選びは大変重要なポイントです。

 

手作りご飯に挑戦している人が多いですが、栄養が偏りがちになるので栄養バランスの良い総合栄養食を選んであげると良いでしょう。

 

総合栄養食はヒューマングレードの、良質なタンパク質が豊富に含まれており、脂質や炭水化物のバランスが良く、ビタミンやミネラルなども補えるので健康維持に役立てることができます。

 

無添加で安全性の高い食材を使用しており、アレルギーの原因になるグレインが少なめ、フリーの商品がお勧めです。

 

子犬用、成犬用、避妊去勢用、高齢用などのフードが販売されているので、年齢に応じて切り替える必要があります。

 

持病がある場合は動物病院の獣医師が推奨している、安全性の高い療養食に切り替えたり、ウェットフードやセミモイストタイプなどの香りや味が良いフードなどを時々与えてあげると飽きずに食べてくれます。

 

日本スピッツは11歳から15歳ぐらいが平均寿命ですが、病気を早期発見したり、健康維持のために良質なフードを与えたり、運動不足を避けて肥満を予防することで長生きさせることが可能です。

 

インターネット通販の専門店、ペットショップ、動物病院などで、人気のメーカーのドッグフードを購入できます。

 

暑い時期は食欲が低下しやすいので、時々はおやつを与えたり、サプリメントなどで不足しがちな栄養素を補ってあげると良いでしょう。

 

日本スピッツはやや神経質な面があるので、フードを変えるとすぐに食べないことがあるため、少しずつ量を増やして切り替えるのがお勧めです。

 

 

第四章 日本スピッツが罹りやすい病気

 

日本スピッツ犬が罹りやすい病気には、膝蓋骨脱臼がありますが、膝のお皿が正常な位置からずれて脱臼する病気です。

 

脚を痛がったり、引きずるなどの変化が見られるので、早めに動物病院で検査や治療を受けることが大事です。

 

肥満を予防するために食事管理をしたり、足腰に負担の少ないフローリングに変えるなどの対策が必要になります。

 

症状が悪化すると歩行が困難になるので、外科手術を行うことで症状が改善しやすくなります。

 

日本スピッツが罹りやすい病気には、涙流症がありますが、涙が溢れて止まらなくなる病気です。

 

目の周囲が汚れやすくなるので、こまめに拭いてあげたり、毛を短くするなどのお手入れが必要になります。

 

動物病院では異物を取り除いたり、涙の排出を妨げる鼻炎の治療などを行うことで改善することが多いです。

 

日本スピッツは7歳から8歳を過ぎると、シニアの年代に入りますが、慢性腎不全、膀胱炎などの泌尿器系疾患に罹りやすくなります。

 

慢性腎不全は健康な腎臓の機能が少しずつ低下する病気なので、完治をするのは難しい病気ですが、早期発見治療を始めることで進行を遅らせたり、寿命を延ばすことが可能です。
気になる症状がみられる場合は、早めに動物病院で診察、検査、治療を受ける必要があります。

 

日本スピッツは正しい飼い方、食事の与え方、病気の予防などを行うことで長生きさせることが可能です。

 

信頼できる動物病院を探しておきたり、セカンドオピニオンの病院などを探しておくとアドバイスを受けることができます。

 


 

日本スピッツの飼い方育て方まとめ

 

日本スピッツ犬は純白の光沢のある被毛、真っ黒な瞳と鼻、長い鼻が特徴でとても愛らしい外見をしています。

 

サモエドに比べると体が小さく、1950年代に比べると吠え癖が改善しているので人懐こく、従順で飼いやすい犬種です。

 

日本スピッツの食事の与え方、性質、飼い方、罹りやすい病気について記載したので、参考にして頂けると幸いです。

 

高齢になると慢性腎不全、膀胱炎などの泌尿器系の病気に罹りやすくなるので、気になる症状が見られたら早めに診察、検査を受けましょう。

 

神経質で警戒心が強い面があるので、幼齢期から新しい環境、人などに慣れさせることで社会性が高まります。

 

とても人懐こく、忠誠心が強いので大切なパートナーになれます。

 

ご購読ありがとうございました。

 

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