フレンチブルドック犬の性格と育て方を詳しく解説

フレンチブルドック犬の性格と育て方を詳しく解説


 

第一章 フレンチブルドッグの性格と外見の特徴

 

フレンチブルドッグは、闘犬のブルドッグやマスティフに、温厚な気質を持っているパグ、明るい性格の小型テリアを交配させた犬種です。

 

こうもりのようなピンと立った耳、大きな丸い瞳、低い鼻が特徴になっており、ぶさかわの愛くるしい顔立ち、愛嬌のある表情などが特徴です。

 

フレンチブルドッグには、アメリカタイプとヨーロッパタイプの2種類があり、性格の特徴には大きな違いはないですが、外見はやや違いがあります。

 

アメリカタイプは丸い体、大きな頭と瞳の可愛らしい外見をしており、ヨーロッパタイプは全体に筋肉質でシャープな印象があり、祖先のブルドッグのように四角い輪郭をしています。

 

ヨーロッパタイプはやや頭や顔がちいさく、冷静で落ち着いた性格をしており、無駄吠えがしにくい傾向があります。

 

アメリカタイプは元気で明るく、活発で人懐こい性格をしていますが、育った環境でも性格が変わるので、どちらか好きなほうを選ぶと良いでしょう。

 

フレンチブルドッグは、人懐こくて明るく、好奇心が強く活発な性格が魅力ですが、気に入らないことがあると不機嫌になったり、攻撃的になりやすい一面があるので覚えておきましょう。

 

それほど攻撃性が強い性質ではないので、子犬の時期からしつけをしたり、トレーニングを受けることで飼いやすくなります。

 

アイコンタクトをしたり、身振り手振りなどでトレーニングをすることで、年齢を重ねても飼いやすくなります。

 

フレンチブルドッグは、他の犬種に比べると無駄吠えが少ないので室内で飼いやすいです。

 

マンションなどの集合住宅でも飼いやすいので、幅広い年代に人気があります。

 

 

第二章 フレンチブルドッグはやや太りやすく、抜け毛の量が多いです

 

フレンチブルドッグは中型犬の分類になるので、多少の個体差はありますが、体重は13sから15s前後です。

 

フレンチブルドッグはやや太りやすい体質なので、散歩などの運動は欠かすことができません。

 

1日に2回、1回30分程度の散歩をすると運動不足を解消できますが、暑い時期は熱中症のリスクがあるので、なるべく涼しい時間帯を選んだり、散歩の時間を短くするなどの工夫が必要です。

 

総合栄養食のドッグフードを与えますが、タンパク質の含有量が多く、小麦や大麦などのグレインの含有量が少ないドッグフードがお勧めです。

 

ご褒美におやつを与えても良いですが、太りやすいのであげすぎないようにしましょう。

 

フレンチブルドッグは、抜け毛の量が多いので毎日のブラッシングは欠かすことができません。

 

犬専用の安全性の高いブラシを使って、丁寧に抜け毛を取り除いてあげることで、室内が汚れるのを防ぐことができます。

 

フレンチブルドッグは他の犬種に比べると、やや体臭が強いのでペット用のシートを使って顔を拭いてあげたり、定期的に犬用シャンプーを使って体を清潔に保つようにしましょう。

 

毎日ブラッシングをすることで、皮膚病などの疾患を早期発見ができます。

 

散歩に連れていくことが多いので、ノミやダニなどの寄生虫の駆除なども欠かすことができません。

 

動物病院ではスポットタイプ、チュアブルタイプなどのノミ、マダニ駆除剤などを処方してくれます。

 

フレンチブルドッグは、股関節の疾患に罹りやすい傾向があるので、床の素材は傷がつきにくく滑りにくい素材を選ぶと良いでしょう。

 

転倒による怪我を未然に防ぐために、カーペットなどを敷いてあげることも大事です。

 


 

第三章 フレンチブルドッグのしつけ方、育て方をアドバイス

 

フレンチブルドッグは、明るく人懐こい性質を持っており、活発で甘えん坊な可愛らしい性格をしています。

 

室内で育てるのに適している犬種ですが、基本的なしつけやトレーニングをしておくことが大事です。

 

生後2か月ぐらいの時期になると、社会性を付けるためにドッグランに連れていったり、動物病院やペットホテルなどのスタッフに慣れさせておく必要があります。

 

社会性を身に付けることで、家族が家を空ける時でもペットホテル、動物病院などに預かってもらうことができます。

 

噛み癖、無駄吠えを防ぐためには、噛まれた時は痛いと叫んでその場を離れることで、かまってもらえないと学習します。

 

反応をしてしまうとかまってもらえたと喜ぶので、かまわずにその場を離れるのがポイントです。

 

無駄吠えがなかなか改善しない場合は、動物病院のしつけ教室に通うことで改善することができます。

 

獣医師やペットトレーナー、動物看護士のアドバイスを受けることで、マテやハウス、お座りなどの基本的な芸を覚えます。

 

フレンチブルドッグは短頭種なので、呼吸がしにくく体温調節が苦手になっており、暑さ、寒さに弱い傾向があります。

 

フレンチブルドッグは、エアコンなどで室内の温度、湿度を調整する必要があるため、部屋の温度は20度から23度、湿度は40から60パーセントに保つことが大事です。

 

夏場は熱中症を予防するために、エアコンで空調を整えたり、散歩の時は涼感、冷感素材のペット服を着せることが大事です。

 

水が入っているペットボトルなどを持参して、息が荒い時は涼しい場所に移動をして冷やしてあげましょう。

 

寒い時期は保温性の高いペット服を着せたり、毛布などの防寒グッズを揃えておく必要があります。

 

 

第四章 フレンチブルドッグの子犬を育てる時のアドバイス

 

ペットショップでフレンチブルドッグの子犬を購入して、自宅に迎え入れる前に必要な物を準備しておきましょう。

 

ケージやサークル、寝床、トイレシート、トイレ、食器、給水器、子犬用ドッグフード、ミルク、ウェットフードなどを用意します。

 

子犬は新しい環境では不安、恐怖などを感じているので、迎え入れた当日はケージやサークルなどに入れてあげると落ち着きます。

 

慣れてきたら、リビングなどの部屋に連れてきて、遊ばせてあげたり、そわそわしだしたら、トイレに連れていってあげましょう。

 

フレンチブルドッグの子犬は、成犬に比べると体の免疫力が低いため、ワクチン接種を受けておくことが大事です。

 

ワクチンを受けておくことで、病気を予防することができます。

 

子犬のお手入れをするために、爪切り、シャンプーやリンス、おもちゃ、首輪、ハーネス、リードなどを購入しましょう。

 

フレンチブルドッグは、明るく社交的な性格なので小さい子供とよく遊びますが、赤ちゃんのいるご家庭は注意が必要です。

 

赤ちゃんがくると犬が嫉妬をしてしまい、赤ちゃんを傷つけてしまう可能性があります。

 

ある程度は大きくなるまでは、赤ちゃんの部屋には犬を入れないようにしましょう。

 

フレンチブルドッグの子犬は、皮膚病、下痢、軟便などの病気に罹りやすいので、便の状態、皮膚のチェックを欠かさないことが大事です。

 

フレンチブルドッグはきちんとしつけをすることで、社会性ができて飼いやすくなり、安らぎや癒しなどを与えてくれます。

 

オスとメスは性格に大きな違いはないですが、オスは甘えん坊で明るく、メスは精神年齢が高く、優しい性格をしています。

 

メスのほうが無駄吠えが少ないので、マンションで飼うのにお勧めです。

 


 

フレンチブルドッグまとめ

 

フレンチブルドッグはこうもりの羽のような耳、大きな丸い瞳、低い鼻が特徴になっており、代表的なぶさかわ犬として人気があります。

 

短頭種なので呼吸がしにくく、体温調節がしにくいため、体調管理をするために、室内飼いをするのが基本です。

 

暑さ、寒さにも弱い傾向があるので、エアコンで空調を整えたり、ペット服などで体温調節をしてあげましょう。

 

フレンチブルドッグは、人懐こく明るい性格をしており、活発で遊びが好きなどの特徴がありますが、気に入らないことがあると、不機嫌になったり、攻撃的になることもあるので、しつけやトレーニングをする必要があります。

 

獣医師やドッグトレーナー、動物看護士のアドバイスを受けることで、社会性ができて飼いやすくなります。

 

フレンチブルドッグは愛情を掛けて育てることで、安らぎや癒し、愛などを与えてくれる存在になります。

 

ご購読ありがとうございました。

 

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