先住犬パピヨンオス2匹とトイプードルのメスの出会い、そして先住犬との寂しいお別れ|りゅう・シルフィー・りんの体験談
別れは必ずきます。誰もが経験する辛い場面です。でも避けて通れない道だからこそ、飼っている間は愛情をかけて楽しく生活していきたいものですよね。
先住犬の紹介(りゅう・シルフィー)
まず我が家の愛犬たちをご紹介します。パピヨンのオス2匹が先住犬です。名前は「りゅう」と「シルフィー」。この2匹は親子です。親子といってもまるで性格は違います。

先住犬2匹の性格比較
| 名前 | 続柄 | 性格・エピソード |
|---|---|---|
| りゅう | 親 | めちゃめちゃ優しいが「ガラスのハート」くらい打たれ弱い。一度も階段を登り降りできず、毎回抱っこ必須だった |
| シルフィー | 息子 | 気難しい一匹狼タイプ。脱走癖があり、一度は1週間行方不明になったエピソードの持ち主 |
りゅうたちの遊び場を2階に造ってしまったため、毎回私かとうちゃんが抱っこして連れて行く手間が増えました。「りゅうのために1階の奥の部屋に遊び場を造るか?」というとうちゃんの声かけで1階の仏間がりゅうとシルフィーの遊び場になりました。2匹とも喜びいっぱい、いつも元気に遊んでくれました。多分その頃から我が家は犬中心の生活になっていたんだと思いますね。
一匹狼タイプのシルフィーは、一度迷子になり1週間経っても家に帰ってこなかったエピソードの持ち主です。その日私たちが畑で作業している時にりゅうとシルフィーも畑で過ごしていました。りゅうは臆病なので必ず私たちの顔が見える範囲だけでまったりと過ごしますが、シルフィーは違います。一匹狼タイプ、行動範囲も広く一旦外に出すと自分が納得するまで呼んでも帰っては来ません。犬は帰巣本能を持っています。そうです帰巣本能を持っていたはずなのですが、夕方になっても帰ってこないシルフィー。私もとうちゃんも隣のおばあちゃんもみんなで捜索しました。それでも見つからず1週間が経過したその時、ついにシルフィーが帰還し、私たちに元通りの日常生活が戻ってきました。
後住犬の受け入れ準備
そんな我が家についにトイプードルのメスが来ることになりました。「りん」と名付けた名づけ親はとうちゃんです。りんは6匹兄弟で、毛の色がみんな濃いブラウン系の子たちでしたが、その中でりんだけが薄いベージュ系で私の一目惚れでした。
次は自宅の受け入れ準備です。りん用のハウス、ミルクや乳幼児用フードの用意、おもちゃ……りゅうもシルフィーも何かを感じているようでした。りゅうはずっと私のそばを離れず、りんのために用意したハウスの居心地を一番に体験したのもりゅうでした。「これいいよ、広くていいね!このクッションもいいね」なんて声が聞こえてきそうなぐらい、りゅうはこのハウスをとても気に入ってくれました(でもこれりゅうのハウスじゃないんだけど)。
ついに来ましたトイプードルのりんさん
そして来ました。「かわいい、小さい、かわいい」何回この言葉を繰り返したことでしょう。初めて見るりんにりゅうもシルフィーも興味津々、おしりをクンクン、顔をクンクン、手でツンツン、手厚い歓迎会が始まりました。来たばかりのりんはまだ生後60日を過ぎたばかりの怪獣です。自由奔放に動き回り、そこらじゅうにあるものを口に入れ、ついにはりゅうの耳に噛みつき、シルフィーのおもちゃを奪い取り、最後はテーブルの上に置いていたとうちゃんの「入れ歯」をカミカミ。見事にとうちゃんの入れ歯はガタガタに欠け、入れ歯が治るまでとうちゃんは物が食べられない日々が何日か続きました。こんなエピソードがたくさんあります。
ただりんも大きくなるにつれて「やってよいこと」と「やって悪いこと」の区別がつくようにもなりました。それでも何をやっても怒らないりゅうにだけはいつもちょっかいを出していました。この時シルフィーはりんを嫌いになっていたのでしょうか、近づくと威嚇攻撃をするようになっていました。

先住犬との別れ
りんが成長するということは、りゅうもシルフィーも成長するんですよね、当たり前ですが。りゅうは10歳を過ぎたあたりから白目が濁り始め、奥歯が抜けていき始めました。そして歩くたびに粗相をするようになったためおむつ生活に。だんだん目が見えなくなり耳しか聞こえなくなったため、急に触るといつも「ビクッ!」と体をこわばらせるようになりました。「りゅうオムツ変えよう」と声かけすると、りんがいつもりゅうの体にピタッとくっつき、それがおむつ替えの合図になり、とても助かりました。
そんな中、りゅうとの別れの日が来ました。いつもと同じように「りゅう、シルフィーおやすみ」と言ってから私たちは眠りにつきました。朝方りんがいつもより甲高い声で吠え始め、私を起こしました。りゅうの最期を教えに来てくれていたのに……私たちはりゅうの最後の別れに間に合いませんでした。最後を看取ってくれたのは、りんとシルフィーでした。
別れがあるからこそ今を大事に
りゅうが旅立った後、シルフィーも3ヶ月後に逝きました。りゅう15歳、シルフィー13歳、共に老衰でした。命があるものとの別れは必ずきます。シルフィーは私たちがお昼ご飯を食べている時、深呼吸を3回した後静かに息を引き取りました。何年一緒に暮らしても、シルフィーは私たちとは距離を縮めてくれませんでした。でも可愛い我が子でした。
3匹それぞれのまとめ
| 名前 | 犬種 | 享年 | 特徴・エピソード |
|---|---|---|---|
| りゅう | パピヨン(オス) | 15歳(老衰) | 優しくガラスのハートの持ち主。最期はりんとシルフィーに看取られた |
| シルフィー | パピヨン(オス) | 13歳(老衰) | 一匹狼タイプ。深呼吸3回の後、静かに旅立った |
| りん | トイプードル(メス) | 健在 | 好奇心旺盛な怪獣。りゅうのおむつ替えの合図役も担った |
犬の寿命は10?15年と言われています。パピヨンは賢く頭のよい犬のためよいことも悪いことも知識として吸収するらしいのですが、りゅうは階段の登り降りができず、シルフィーは「お手」も「お座り」も何もできませんでした。本当に賢いのかなと思うくらいですが……トイプードルは明るく温厚で活動的、フレンドリーな性格のため誰とでも仲良くできるそうです。また頭がよくしつけのしやすい犬だそうですが、我が家のりんは今でも「お手」も「お座り」も何もできません。不思議なことに車の窓は一発で開けることができたり、好奇心旺盛なため自分がやりたいと思ったものは見たらすぐ覚える特技がありました。
犬も家族の一員です。我が家では2?3年前まではりんの子供が欲しいと思っていましたが、「私たちがその子の最後までを考えた時、りんの子供までは看取ることが無理だよね。最後まで面倒を見るのが当たり前だからやめよう」という判断をしました。だから我が家はりんが最後の家族です。生き物を迎え入れる方は、最後まで責任を持って飼育してください。それが生き物を迎え入れる者の役割だと思います。
りん、これからも楽しく行こうね。最後までお読みいただきありがとうございました。