犬の性格を理解し、犬に好かれる人になる10個の方法

犬の性格を理解し、犬に好かれる人になる10個の方法


 

犬が大好きなのになかなか仲良くなれない、いつも逃げられてしまう、そんな経験はありませんか?
犬も人間と同じでそれぞれ性格があり、接し方があります。

 

今回は犬に好かれる人になる為の行動10選をご紹介します。

 

 

【1.大きな音を出さない】

 

犬はとても聴覚の鋭い動物です。
人間に聞こえている音は犬にとっては何倍も大きく聞こえています。

 

大きな声や足音で近付くと、犬はびっくりして逃げてしまう事があります。
臆病な子だと

 

「この人は怖い人だ」

 

と言う印象を強く受けてしまい、以降も逃げてしまう可能性があります。
可愛いワンちゃんに会えると触りたくて近寄ってしまう気持ちがあるでしょうが、そこは一度グッと堪えて、落ち着いてゆっくり傍に近寄ってみましょう。

 

【2.犬に触る前に先に自分の匂いを嗅いでもらう】

 

まず自分が犬に触る前に、犬から許可をもらいましょう。
犬同士ではお互いのお尻の匂いを嗅ぎ合う事が挨拶です。

 

「怖くないのだろうか」
「近寄っても大丈夫なのだろうか」

 

そんな事をチェックするのです。
突然触るのではなく、少し距離を取って手を伸ばしてみてください。

 

犬の方から近寄って指先を匂ってくれれば挨拶は完了です。
それでも逃げてしまう、そもそも近付いて来てくれない、そんな時は無理に近付いたり触ろうとするのはやめてください。

 

もしも挨拶が出来なかったワンちゃんと次会う事がありましたら、もう一度今の挨拶を試みてください。
きっといつか触らせてくれる時が来てくれる筈です。

 


 

 

【3.犬と目線の高さを合わせる】

 

犬は人の表情を見て雰囲気や感情を読み取ります。
しかし大抵の犬にとって、立っている人の顔は犬の何メートルも高い所にあります。

 

犬にとっては、顔の見えない大きな生き物が突然近寄ってくるイメージです。
ではどうしたらいいのか。

 

小さな子供と接する時に、安心させようと目線を合わせて屈む人がいますよね。
犬も同じです。

 

屈んで同じ目線に合わせる事により相手の表情がよく見え、威圧感が軽減されて、人の行動が犬からよく見えるようになり、感情も読み取りやすくなります。
安心感を与えてあげることが最も犬に好かれる方法です。

 

【4.撫でる時は見える位置から】

 

人間も突然見えない位置から触られると驚いてしまいます。
犬も同じで、背中や頭の上は犬からは見えないので安心できずに驚いてしまう子が多いのです。

 

一番に頭の上を撫でてしまう人は多いですが、自分の目線より高い位置から大きな手が降ってくると

 

「何かされるのでは」

 

と思って避けられてしまう事があります。
同じように抱きしめる等、覆いかぶさるような行為は

 

「襲われる」

 

と本能的に嫌がる子がいます。
可愛くて抱きしめてしまいたくなる気持ちはあるかもしれませんが、特に小型犬は怖がる子が多いです。

 

ではどこに触れるのが一番良いのか。
それは、低い位置で手の動きが良く見える

 

『顎の下』

 

です。
犬に好かれる人がよく犬のお腹を撫でている。

 

そんな光景はよく見ますが犬がお腹を出す、背中やお尻を向ける等、見えない位置を触らせたり見せたりするのは相手を信頼し安心しきっている状態なのです。

 

まず、初めは見える位置から触って徐々に仲良くなって行きましょう。
しかし、足や尻尾等はとても敏感な部分なので触るのは避けましょう。

 

肉球を触りたい、と思う人は多いですが大抵の犬は肉球を触られる事を嫌がります。

 

 

【5.犬を怖がらない】

 

犬は相手が自分を怖がっているのか、自分を好きだと思ってくれているのかをよく見て感じています。
犬を好きな人と犬を怖がっている人が一匹の犬に同時に会いに行った結果、犬が好きな人には尻尾を振り、犬を怖がっている人には唸っている、そんな状況を見た事があります。

 

犬を好きな人や、犬に好かれる人は声色や態度や表情等で犬を安心させる傾向があります。
それにより犬も

 

「この人は怖くない人」
「可愛がってくれる」
「遊んでくれる」

 

と近寄って行きます。
逆に犬を怖がっている人は犬との距離も遠かったり、表情や動きが硬かったりします。

 

「この人は遊んでくれない」
「何か嫌なことをされるかも」

 

と思われてしまいます。
犬は共感性の高い動物です。

 

飼い主が喜べば同じように嬉しくなり、悲しい時には同じように不安になります。

 

犬を見て怖がっている人の不安な気持ちも犬は感じ取ってしまうのです。
仲良くなる為には、出来るだけ犬にポジティブな気持ちを向けましょう。

 

【6.香りのキツイ物を身に着けない】

 

犬の嗅覚は人間の100万倍と言われています。
良い香りだからと、香水や制汗剤を振り撒くとそれは犬にとっては毒になります。

 

タバコの臭いや柔軟剤等も同様です。
人にとっては少し香る程度の物でも犬にとっては強烈な異臭に感じてしまい、臭いのする人には近寄りません。

 

美容室に行って帰ったら、飼い主の匂いが変わってしまい気付かれなかった、威嚇された、なんてこともある程犬にとって生き物の匂いと言うのはそれ程重要な役割があるのです。
犬に触れる機会がある際には一度自分の身に着けている物、持っている物をチェックしてみて下さい。

 


 

【7.目を合わせない】

 

人間はコミュニケーションを取る時に相手の目を見ます。
しかし、犬にとって目を見つめ合うことは

 

『敵対』

 

のサインです。
逆に犬が目線を合わせない、顔を近づけても逸らしてくる、と言うのは

 

「貴方に敵対心はありませんよ」

 

という意味で、犬にとっては信頼の証なのです。
ジッと犬の目を見つめると唸ったり吠えたりする場合があるので、初対面で近付く際には目を見つめないようにしましょう。

 

【8.おやつをあげる】

 

正直この方法が一番手っ取り早く仲良くなれる方法です。

 

「食べ物で釣るなんて、それって本当に犬に好かれていると言えるの?」

 

と思われるかもしれませんが、まず貴方といると良いことがある、という事を覚えてもらう事が一番重要です。
好きな事や嬉しい事をしてくれる人、と認識すると犬の警戒心もなくなります。

 

遊びやお散歩、なんでも良いので、好きな事や喜ぶことをしてあげると距離が一気に縮まります。
ただし、喜ぶからと何でも食べ物を与えて良いという訳ではありません。

 

糖分の多い物や一日の摂取量がオーバーするような物でないかを確認し、飼い主のいるワンちゃんの場合は、一度飼い主に確認をとって了承を得てから与えましょう。

 

【9.飼い主と仲が良い】

 

犬は大好きな人の行動や感情を一番に見ています。
たとえ犬と接する事があまりなくても、ただ飼い主と仲良くしているだけで

 

「飼い主が喜んでいる」

 

と察知して、それが犬にとっての

 

『安心、良い事』

 

に繋がるのです。
飼い主との共感性が高いワンちゃんなら

 

「この人がいれば飼い主が安心し喜ぶ」

 

と思い、次回から貴方に会っても

 

『良い事がある』

 

と喜んでくれるでしょう。

 

【10.犬の意思を尊重する】

 

犬に好かれる人は犬に安心感を与えられる人です。
安心感を与えられる人いうのは恐怖心や威圧感、敵対心を感じない人です。

 

「落ち着く」
「楽しい」
「嬉しい」

 

等、ポジティブな感情を与えてくれる人が、犬に好かれる人です。
ポジティブな感情を犬に与える物事のベースになる事は、全て

 

『犬の意思を尊重できる』

 

という事なのです。
怖がっているから落ち着かせてあげよう、こうしたら安心してくれるかな、喜んでくれるかな、という犬を思いやる気持ちや愛情を持っていればそれは犬にもしっかり伝わります。

 

犬には犬種によって本能的な性格もありますが、人間と同じように個々の性格も持っています。
吠える、という行為も一概にも同じ意味がある訳ではありません。

 

臆病な子は怯えて吠え、気性が荒い子は怒って牙を剥いて吠え、明るく人懐っこい子は尻尾を振って遊んで欲しいと吠えます。

 

犬は言葉が話せないのでそういったサインで一生懸命伝えようとします。
その子が何を伝えたがっているのか、どういう感情なのかを考えてあげる事が、犬に好かれる人になる為の第一歩です。

 

ご購読ありがとうございました。

 

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