先住犬ミニチュアダックスフンドと後住犬チワワの多頭飼い体験談|2匹の関係変化と暗黙のルール

先住犬ミニチュアダックスフンドと後住犬チワワの多頭飼い体験談|2匹の関係変化と暗黙のルール

 

 


 

 

私は子どもの頃から動物が大好きです。祖父母の家でとても人懐っこい愛犬と過ごしたせいか、とりわけ犬は大好きでした。

 

この記事では、先住犬ミニチュアダックスフンド「カオス」と後住犬チワワ「りおん」の多頭飼い体験談をご紹介します。最初はなかなか慣れなかった2匹が関係を変化させ、暗黙のルールを作り上げるまでの過程をリアルにお伝えします。多頭飼いを検討している方にもぜひ参考にしてください。

 

 

先住犬ミニチュアダックスフンド「カオス」

 

小学生の頃は犬禁止のマンションに住んでいたためなかなか飼育の機会がありませんでしたが、中学生の頃の引越しとともに愛犬を迎え入れるチャンスがやってきました。その時に我が家に来たのが、ミニチュアダックスフンドのカオスでした。

 

初めての愛犬ということもあり、家族のカオスへの溺愛っぷりは周囲が呆れるほどでした。カオスが気に入ったおやつがあればすぐさま買いに行き、カオスが楽しそうに過ごしたドッグランへは毎週のように連れて行きました。私も学校から飛ぶようにして帰り、カオスが眠るまで一緒に遊んでいました。

 

家族の愛情を一身に受けて育ったカオスは、とにかく甘えん坊な愛犬になりました。誰かが外出する気配を察知してはクゥ〜ンと悲しそうに鳴き、母が新聞を読んでいると新聞の上に乗り、毎朝抱っこをせがんで口先で腕をツンツン突いてきます。

 

 

そんな一人っ子のカオスに転機が訪れたのは、カオスが6歳になった時でした。

 

後住犬チワワ「りおん」との出会い

 

ある日訪れたペットショップで、とても可愛いチワワと目が合いました。これが後住犬りおんとの出会いです。

 

かねてからもう1匹愛犬がいたら賑やかで楽しくなるかなと、ペットショップを通るたびに運命の子を探していましたが、なかなかこの子だと思える愛犬に出会えずにいました。そんな中、カオスを迎え入れた時に相談に乗ってくれたスタッフに挨拶をしながらふと横を見ると、目をキラキラとうるうるさせたチワワと目が合ったのです。

 

しかもカオスと同じペットショップで、誕生日もカオスと3日違い。家族は示し合わせたわけでもないのに、自然とそのままりおんを迎え入れていました。

 

りおん迎え入れ当日の様子

家にやってきたりおんは子犬らしく家のあちこちをよちよち走り回り、初めての家に大はしゃぎでした。そんなりおんをカオスは、得体の知れない生物を見るような不安でいっぱいの目で見ていました。こうして2匹の新たな生活がスタートしました。

 


 

迎え入れ直後のファーストインプレッション

 

りおんはペットショップで愛犬と同じスペースで過ごしていたせいか、私たち人間よりもカオスに興味津々でした。カオスを見つけては飛んでいき、カオスが困っているのも関係なく顔やお尻のにおいをクンクン嗅ぎ回ります。逆に私たちが抱っこをすると嫌がって大暴れ、洋服を着せようとすれば噛みつき攻撃で猛抵抗でした。

 

カオスはカオスで初めて出会う愛犬にドギマギし、遠目にりおんのことを見ては私たちに助けを求めて抱っこをせがんでいました。りおんが来て1ヶ月はこのような状態が続きました。

 

家族みんなで仲良く大好きな原っぱを駆け回ることを夢見ていた私は、本当にそんな日が来るのか、とても心配になりました。

 

2匹の関係性に訪れた変化

 

なかなかお互いに慣れないまま1ヶ月が過ぎた頃、カオスとりおんの間に新たな関係性が生まれました。元々カオスは大の食いしん坊でおもちゃ好き。フードの袋のカサカサという音がどんなに遠くから聞こえてきても飛んでくるほどの食欲旺盛な愛犬でした。

 

しかしこの1ヶ月間、どんなにちょっかいを出しても乗ってこないカオスに対し、りおんは舐めてかかる場面が多くありました。そして2匹の関係が変わる、運命の日がやってきました。

 

芸をうまくできたご褒美に2匹に好物のおやつを与えたところ、りおんは自分の分を食べ終えてからカオスのおやつを取ろうとしました。その時でした。いつもりおんに押されがちなカオスが、りおんに向かって勢いよく唸ったのです。

 

今まで1度も怒ったことのないカオスにいきなり怒られて、りおんは呆然としていました。それ以来、りおんは自分に与えられたフードだけを食べ、カオスがおもちゃで夢中になって遊んでいる時の邪魔をしなくなりました。

 

それどころか、カオスのすることを真似するようになり、ドッグランではカオスの後についていき、同じ寝方をしてみたり。私の心配は嘘のように解消され、りおんにとってカオスは頼れる先住犬になったのでした。

 

 

2匹だけの暗黙のルール

 

りおんにとってカオスが大好きな先住犬となった後、何年も一緒に過ごす中で2匹の暗黙のルールが自然と生まれていきました。

 

ルール1:寝床は早い者勝ち

 

カオス用・りおん用とそれぞれベッドを用意していましたが、相手のベッドであっても先に入った方のものになるルールが生まれました。とはいえカオスは自分の寝床でしか寝ず、りおんが自由気ままにカオスの寝床で寝ることが多いのですが、そんな時カオスはりおんの寝床では寝ずにトイレで寂しげに過ごしています(笑)。

 

ルール2:残したフードは食べてもいい

 

食いしん坊のカオスとは対照的に、りおんはフードへの執着があまりなく、途中で残すことも多々あります。カオスもそれを分かっていて、りおんの後ろで辛抱強くりおんが食べ終わるのを待っています。

 

しかし最近りおんは新しい遊びを覚えたようで、もうフードはいらないのにわざとその場に留まり、カオスが食べたそうにするのを牽制するゲームをしています。徐々に接近するカオスをりおんがウーッと唸って威嚇し、カオスが後ずさり、また接近しては唸られて後ずさり。ある程度のやり取りを終えるとりおんも満足して立ち去っていきます。ルールがあるから成立する2匹のオリジナルゲームです。

 

ルール3:なんでも先住犬のカオスから

 

フードも散歩のスタートも必ずカオスが1番です。りおんもそれを理解していて、大好きな散歩もカオスがスタートするまでモジモジしながら待っています。カオスがスタートすると、ロケットのように飛び出します。

 

番外編:ペットホテルではいつも一緒

 

ペットホテルでお泊まりする時は、2匹は常に一緒に行動するようです。家では好きなことをして自由に過ごしたまにじゃれ合っている2匹ですが、愛犬見知りの2匹はホテルでは常に一緒です。散歩でもぴったりくっついて歩き、室内ドッグランでも他の愛犬がいても2匹は離れることなく過ごすようです。

 

まとめ:前途多難だった2匹が仲良し姉妹に

 

この記事のポイント

  • 多頭飼いの慣れるまでの期間は約1ヶ月が目安になることもある
  • 先住犬がはっきり意思表示することで後住犬との関係が落ち着くことがある
  • 2匹の暗黙のルールは自然と生まれ、絆を深めていく
  • ペットホテルなど非日常の環境では2匹が寄り添い合う姿が見られることも
  • 多頭飼いは飼い主の生活も豊かにしてくれる

 

それぞれが体調を崩した時には過剰に触れずに見守り合い、カオスはりおんの毛繕いを手伝ってあげたり、一人っ子だったカオスもいつの間にか立派な先住犬になりました。2匹と過ごしていくうちに私は心を癒され、毎日が充実しましたし、2匹も暗黙のルールを守りながら絆を深めていきました。これからまたどんなルールが誕生していくのか、見るのが楽しみです。ご覧いただきありがとうございました。

 

 


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