保健所行き寸前のトイプードルを知人から譲り受けた体験談|殺処分ゼロに向けて考えること

保健所行き寸前のトイプードルを知人から譲り受けた体験談|殺処分ゼロに向けて考えること

 

 


 

 

知人から愛犬を譲り受けたことはありますか?私の愛犬トイプードルは、知人から譲り受けました。嘘のような本当の話で、保健所行き寸前だったトイプードルをクリスマス当日に迎え入れたエピソードです。

 

この記事では、愛犬との出会いから迎え入れるまでのリアルなストーリーと、犬猫の殺処分問題や保健所からの引き取りという選択肢についてお伝えします。最後までぜひお付き合いください。

 

 

 

愛犬との出会い

 

私は中学受験に合格し女子中学校に通い始めましたが、小学校の友人と離れてしまいクラスに馴染めずにいました。そんな中、移動教室のときに話しかけてくれた友人ができました。同じ部活で同じ趣味だったこともあり、あっという間に仲良くなりました。

 

友人の家ではセントバーナードが2匹、トイプードルの子犬が5匹飼育されていました。その中の1匹のトイプードルが、会った時から私にとてもよく懐いてくれていました。この子がのちに我が家の愛犬になるとは、当時は思いもしませんでした。

 

保健所に連れていくと言われた日

 

冬のある日、友人が突然こう言いました。

 

「うちのプードル1匹欲しくない?」

 

驚いて理由を聞くと、

 

「プードルが大人になってかわいくなくなったからいらない。もし引き取ってもらえなかったら保健所に連れていこうと思っている。」

 

と言われました。「保健所」という言葉に、動揺しながらも怒りがこみ上げてきました。

 

私はその場では「飼えるかわからない」と答えましたが、学校で聞いたこの話がどうしても忘れられず家族に相談しました。家族はこう話してくれました。

 

「家に来れば今までより安いフードかもしれないし、トリミングも頻繁に通わせてあげられないかもしれない。だけどこのまま保健所に連れていかれたら、十数年生きられるのに殺されるかもしれない。」

 

話し合いの末、翌日友人に「うちで引き取るよ」と伝えましたが、その後具体的な話は進まないまま冬休みに入りました。

 


 

クリスマスに決行した迎え入れ

 

冬休みの課外授業中、友人が私の席に来てこう言いました。

 

「いつ引き取ってくれる?もう保健所に連れていくけど。」

 

その夜は家族でクリスマスパーティーをしていました。両親がお酒を飲んでちょうど酔ってきた頃、母から「プードルはいつ来るの?」と聞かれ、私は「明日!明日連れてくる!」と即答しました。

 

翌日、課外が終わるとすぐに友人に「今日迎えに行く」と伝えると、「今日来てくれなかったらもう保健所に行くところだったよ」と言われました。

 

 

友人の家では首輪とリードも一緒に譲ってくれました。友人宅から自宅まで歩いて1時間半近くありましたが、両親も仕事中だったため愛犬を抱っこして歩いて帰りました。

 

家に着くと誰もいませんでしたが、5分ほどで姉が帰宅し「本当に連れてきたの!?」と驚いていました。続いて帰宅した父もこたつで愛犬を抱いている私を見て、しばらく立ち尽くしていました。

 

しかし両親も姉も、すぐに新しく来た愛犬にメロメロになりました。特に父はフード用・水用の皿やおやつをその日のうちに用意してくれました。

 

家に来てからの変化

 

新しい名前「プール・ヴー」

 

前の家での嫌な記憶を引きずらないようにという思いから、名前を変えることにしました。新しい名前は【プール・ヴー】になりました。フランス語で「あなたのために」という意味です。母が「この子が家に来たのはこの子のため、そして今までで一番のクリスマスプレゼントになったから」と提案し、この名前に決まりました。

 

先住犬との関係

 

愛犬のトイプードルは体重が7キロあります。太り気味かと思いましたが、動物病院で診てもらったところ体格が大きいタイプだとわかりました。

 

我が家にはすでに中型犬サイズのミックス犬の先住犬がいました。最初はお互いに緊張して干渉しませんでしたが、迎え入れてから6年が経った現在ではお互いに体をくっつけて過ごすほど仲良くなりました。散歩も2頭一緒にできるほどです。

 

家族の生活の変化

以前は遠出の際に愛犬たちに留守番をさせていましたが、現在では愛犬を入れるお店や愛犬と一緒に宿泊できる場所を選んで、一緒に連れて行くようになりました。

 


 

 

殺処分問題と保健所という選択肢

 

犬猫の殺処分数は年々減少してきてはいますが、ゼロではありません。年間3万匹を超える犬猫が殺処分されており、そのうち2万匹近くは幼齢個体です。生まれて間もない命が処分されてしまっているのが現実です。

 

保健所からの引き取りという選択肢

ペットショップやブリーダーから迎え入れることも素晴らしい選択です。しかしまだどんな愛犬を迎え入れるか決まっていない方は、保健所からの引き取りも選択肢のひとつとして考えてみてください。
保健所にいる愛犬は「年齢不明の成犬が多い」というイメージがありますが、実際には子犬を引き取れることのほうが多いです。我が家の先住犬のミックス犬も、子犬の頃に保健所から迎え入れました。

 

まとめ:突然の出会いが家族を変えた

 

この記事のポイント

  • 知人からの譲渡は突然のケースもあるため、事前に家族と話し合っておくことが大切
  • 迎え入れ前にフード・首輪・リード・食器などの準備を整えておく
  • 先住犬がいる場合は慣れるまで時間がかかるが、徐々に仲良くなれる
  • 保健所からの引き取りも犬を飼育する際の選択肢のひとつ
  • 年間3万匹超の犬猫が殺処分されている現実を知ってほしい

 

当時初めて会った瞬間から懐いてくれたプードルを何としても救いたいという一心で迎え入れましたが、今思うと本当に突然の決断でした。もし我が家に犬を飼育した経験がなければ、両親もあれほど落ち着いた対応はできなかったと思っています。

 

愛犬を譲ってくれた友人はその後新たにチワワを2匹飼い始めたとうわさで聞きました。その愛犬たちが同じような運命を辿らないことを、ただ祈るばかりです。ご覧いただきありがとうございました。

 

 


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